2006第6回翠渓会・本部遠征【越後方面】第三陣3・翠月・聖翠版

2006第6回翠渓会・本部遠征【越後方面】第三陣3・翠月・聖翠版
遠征最終日、聖翠殿と『昭和の名渓』に入る。この沢は規模は小さいが、以前に56センチの大イワナが釣られ、最近まで魚拓も張られていた。実際、喜んで入る沢ではないが、以外性のある沢だ。水量もさほど多くなく、アタリはない!下は周りの環境が開発で変わり、林道も舗装になった。以前は堰堤を越えた先から、8寸クラスだが、入れ食いだった。人も入っていれば東京からも近い渓だ、それなりに魚も減った。暫らく釣るが魚のさの字もない!最狭部で聖翠殿が28センチのイワナを釣る、まあまあの型だ。以前はこの位のがかなり釣れたが、地震や出水、人間が持ちかえるのが多く、魚にとっていいことはない。その後、僕にもアタリ、やっと小イワナが出る。しかし魚影は薄い!これぞという淵もアタリはなかった!ただこの沢には限られた淵のポイントに例の大イワナがいたらしいから、粘る所だが、釣れてないせいか、いつもの粘りは出ない。暫らく落差が出て来て、聖翠殿もイワナを追加!沢の規模が小さくなっても、なんなく釣果を延ばす!これが『聖翠流』だ。籔を抜けると霧?がかかっている。聖翠殿が雪だ!奥にスノーブリッジがあるよ!と叫ぶ。どうも水温も低く、滝の煙くらいある霧の正体は、スノーブリッジが溶けだしたガスだった。雪深い越後の渓ではスノーブリッジは珍しくないが、開発が進んだこの小さな沢にもあるのば、昨冬雪が多かったからだろうか?雪の横には、春の季節のままのぜんまいがそのままだ。季節が逆転したと奥利根遡行ビデオでは、言っているが、そうではない。雪で埋もれてる冬が長く、春になるのが遅いまま、夏がなく、秋冬となるからだ。最高気温が8月でも20度を超えない。水温も非常に低い。その冷水の中で、まず僕が居つきの腹の黄色いイワナを!聖翠殿もイワナを釣る!もう一段上にいいポイントがある。第一投で8寸イワナ、第二イワナバラし、第三で尺イワナだ。上の小滝でスノーブリッジがあり、ここが魚止めだ。雪がなければ更に魚止が源頭近くになるだろう。