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鉱山跡のある源流の釣り 1

鉱山跡のある源流の釣り 1


翠月が源流部で鉱山のある谷が、所謂人知れずの渓だと言うことに対して、幾つか質問が来ているので個別ではなく、ここで回答するので参考にされたい。私は、勿論鉱物マニアなどでは無いが、長年興味はあるカテゴリーなので、書物は読んでいる。この世界は過去の歴史を紐解く訳だから、書物の嫌いな人には理解しがたい。それに、鉱山跡地では、特に霊感がある訳でもないが、比較的珍現象に遭遇はしている方だとは思う。例えば、蝙のいた抗口がある鉱山跡近くでキャンプした際、金縛りというか、寝ている自分に何人も死人が折り重なる夢を見て、汗だくで起きた事や、白っぽい腹巻格好の人夫の霊に足を押さえ付けられ、捕まれた夢などは見たことがある。どちらも夢だと思っているが?不要になった人足人夫(遊女)は、秘密を守る為とか、様々な理由で山奥で処分されていたらしいから、それに起因した事なのかもしれない。単なる妄想か?(おいらん渕など)だから石積の墓石などは注意して見ているとよくある。戦国期からの金山採掘ラッシュはそのまま、戦国武将達の金山奪取の場として有名になった。(石見銀山など)言わば実力による、資金源の奪い合いだ。
本題への回答だが、源流の釣り場選びに使っているのは、ズバリ言うと、「五行」や「八門遁甲」や「方位学」だ。そのような諸家の版図までに影響のある鉱山(金山、銀山)は、隠しておきたい財産だから、よくある埋蔵金の話も、こういった手法を使われている事が多い。本来、山の利用価値や、地名は山師が付けた道や、木地師が開いた土地などに由来しており、山と密着した生活基盤を持つ人達が名付けた世界だ。金山跡、鉱山跡の源流が魅力の一つには、そういった隠し金山や鉱山跡を探す手立ての「中心キーワード」がある事だ。鉱脈があれば、戦国時代から採掘され続けた金鉱山【跡】はかなりある。金鉱があれば、そこに至る『道』が有り、人夫を雇う『金』、人夫の『住』、彼らを相手にする『女』そして、食料や水、炭、牧(槇)家畜などはONEセットだ。道=住=小屋=女。○○小屋、女郎小屋、○○屋敷、金○平。かなやま=金山、西山=金山を指している。『西』と言うのは五行に当てはめると、『十五』の方位、つまり西を指している。(南ア・早川の西山温泉=金山のある温泉、など)。他の地名も全て人に関わる事柄や事象が多い。源流で、ポッカリ開いた抗口を見付けたら、必ず坑道は埋もれている訳で、採掘した金や銀は、使う為に採掘したのだから、必ず山を降りる『道』がある。金堀衆は、地下に穴を掘るなど朝飯前だ。武田信玄公配下の真田氏等は、そのあたりの技術には長けている。金山、鉱山探しは、廃村マニアや廃鉄マニアの人達同様、かなりの数がいるらしい。彼らは、釣り人のように、あまり山奥には入らないが、詳しい情報交換をしているらしい。会合さえあるようだ。

翠月

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