翠渓会国際本部・大洋州圏支部サテライト海外遠征釣行6
翠渓会国際本部・大洋州圏支部サテライト海外遠征釣行
海外遠征/オセアニア地区・ニュージーランド編6
ランチは驚いた事にどっかのスーパーで買ってきたのか握り寿司を持参して来た。日本人の私に気を使ってか?デニス自身も寿司が大好きと言う事らしいがこの真夏に生魚を使った寿司は怖いだろ??さらにチリソースで味付けをした骨付きラム、クラッカー、リンゴ、チョコレートバーなど色々。重たかっただろうに。ありがとうデニス。シダが生える木陰でおしゃべりしながらランチを取るのだが先ほどのブラウンが気になって仕方が無い。しばらく経って川を覗いて見た。するとまた同じ場所に奴は帰って来ていた!
よしっ! しかしデニスはまだ待てと言う。まだ早いと。緊張する私の気を紛らわせようと必死にデニスは釣り以外の会話をするがワナワナしているのはデニスも同じだった。『武者震い』 久しぶりに味わうこの感覚。再びポイント下流に滲みより震える手でキャスティング。しかし!フライは奴の前方約1mに落ち違うトラウトがバイトしてしまった!モンスターブラウンは再び深みに消え二度と出ては来なかった。午後は昨日とは違い一段と山岳渓流らしい渓相で高巻きも何度かしながらの遡行となった。水量も若干少ないが魚はいる。それにしても魚の量、大きさ共に驚かされる。昨晩泊まったHutにあるビジターブックの記録を見ると前回この川に入ったパーティーは約1ヶ月前。それだけ人が入っていないのだ。しかも100%リリース。餌は豊富。しかもここニュージーランドには危険動物となるクマやヘビなどが生息していない。釣り人にとっても楽園だ。16時納竿。これより谷を登りヘリが向かえに来る場所まで約3時間歩くという。ちょっとシンドイかなと思ったが約15分で到着。おいデニス、KIWIのジョーク面白くないぜ。