2006第1回翠渓会【近畿遠征】第参陣管領家版3
2006第1回翠渓会【近畿遠征】第三陣管領家版3
●第3日目。さて、今日は予定を少し変更して入れ替え、先に十津川村に入る!目指す川は十津川屈指の険谷だ。大峰連峰からの渓谷だから源流部に大台山系や南紀のような恐ろしい『背降り』にやられたら逃げ場はない。
●以前、銚子川の奥に入渓していた時、光谷付近で紀伊半島南部の名物、極地的豪雨(背降り)に合ってしまった。雨の降り方が凄い、霧のように雨白くなりが柱状になる。バケツで上からけられる様な水量。ちょっとした滝の中にいるようだった。歩くのも危ない!そんな経験もした。脱線1(>_<)
●林道終点までに車は一台。雨も小降りで気温も下がった!今日は絶好調か?(^O^) そんな訳もなく、いい渓相だがあたりなし。尺クラスが淵に入って行くのが見えたがアタリはない!小アマゴは泳いているのが見えるがなかなかのスレもの!釣り人が多いのだろう。なかなか釣れない!食ってくれぇー! 途中の本流に落ちる滝が綺麗だ。苔が付いていて綺麗だ!(帰りに林道に戻ると山葵田だった!)暫らく遡行すると、一人の釣り人フライマンがいた。どうやら、先を越されたらしい。あんな軽装で危なくないのか?フライマンはやたら軽装での釣りが多いが、渓流釣りは格好ではない。谷をよく熟知していても絶対に侮ってはならない。そういう軽い気持ちが事故を招く。この谷も過去釣り人が死亡している。僕達が先に入ってるのはわかっているのに。追い抜いて入ることはなかろう!フライマンもマナーを守るべきだ!釣り方が違っても先行入渓者優先は渓流釣りの常識だ!。暫らくすると突然の豪雨にも準備OK?の慣れた二人は雨宿りでカップラーメン休憩!。フライマンも降りて来ないので雨が上がると同時に退陣することにする。林道に戻ると自転車が一台僕達と同じ所にある。フライマンのだ! 出発点に帰還し、移動する十津川村産の手打ち蕎麦を食べたいと蒼翠殿にせがむ!●》ここで【春翠の蕎麦道場コーナーぱーとわん】。またしても拘りが始まる!★蕎麦は原産地で食べるもの。挽きたて、打ちたて、茹でたては当たり前。種類は様々だが、その土地の自然で育った、取れたての蕎麦がよい。僕は厚手太切りが好きだ!(長野駅前の蕎麦店戸隠のような)あとは気候、風土はできれば、寒暖の差があり、標高、緯度も適性且つ霧の発生率が高い土地柄(高原なら尚良い)であまり多雨でない地域がよい。(北海道にもいい原産地がある)使用する水は現地の天然水で低温の一年間ほぼ変わらない水温を保った水がよい。一度水温が上がった水は不味い!都会のそば屋は水が薬臭い。一部天然水を使用している店もあるが食器などは機械洗剤洗い+浄化水である。蕎麦の食器には竹が一番よい。お月見手打ち蕎麦をどうぞ!風流だねぇ!(^O^) 切りが見えないので終!脱線2(>_<)
●さてさて蕎麦も食ったし(^O^)またまた移動!紀伊半島は慣れないと釣場移動がきつい!十津川村だけでも上下往復、支流も10K深いのが十数本、十津川村管内だけでも移動は軽く100Kを越す。だからどうしても日程が取れないと入れない谷が多い!今尚、未開拓の谷や平家落人伝説の谷など魅力は尽きない。紀伊半島は一生涯の渓流釣り場だ。終わる事がない未知の渓流釣行だ!おそるべし!おそるべし!釣果に拘るとピンポイント移動が多くなるのは必然だ。だいたいいつも夜間の移動が多い。
●今夜はこのまま移陣し、明日最終日なので今日の夕方は本宮町に下り、熊野川本流でのぼりを狙う!準備万端のさすがの蒼翠殿も熊野川本流には手が出せない様子。粘りなく二人とも退散。後でスタンドのHさんに聞くがあの対岸のポイントが毎年のぼりが付く絶好のポイントだそうだ!どうりで地元の子がルアーで粘っている訳だ!確実に付いているらしい。次の増水まで定位し、動かないようだ!よくあれだけの流れのなかに定位できるなぁ。やはり超大物は違うな、手が出ない!次回再度作戦を建て直す事にする!暫らくして本宮町に戻りまた小宴会だ!明日最終日に期待!(^O^)ではおやすみなさい