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翠渓会国際本部・大洋州圏支部サテライト海外遠征釣行

海外遠征/オセアニア地区・ニュージーランド編9

有名河川でもあるランギタイキリバーには沢山のガイドがいる。
今回、同行をお願いしたロブは地元ムルパラの名ガイド。
他のガイドとも頻繁に情報交換し、ベストな河川を紹介してくれる。


Adventure Fishing Tours
http://www.adventurefishingtours.co.nz/index.htm




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海外遠征/オセアニア地区・ニュージーランド編8

ニュージーランド北島でフライフィッシングを語る上でランギタイキリバーは外せない。過去にフライフィッシング世界大会が行なわれたこの地には世界各国からアングラーが訪れる。今回私は日本人も多く利用しているランギタイキリバーロッジをベースに現地ガイドのロブと共に支流のフラナキリバーへ向かった。ここフラナキは町からも近くアングラーも多いが大型のトラウトが遡上する種沢でもありコンデションの良い魚体が釣れる事で有名だ。支流と言えど川幅は広い所で20mはありとても支流とは思えない規模だ。ここでもメインパターンはシケイダでロングキャストでポイントに打ち込む。最初の一匹は35cmほどのレインボー。尾鰭がピンと張った美しい魚体だ。若干濁りが入っている為、サイトフィッシングではないがここぞというポイントにフライを打ち込めばほぼ間違えなく魚が出た。この日最高となったのは55cmのオスのレインボー。因みにニュージーランドではオスをジャック、メスをフィンと呼ぶのだがやはり厳つい顔をしたジャックに人気がある。この一匹で大満足となった私はその後も数匹釣りガイドロブの元、最高の釣りが出来た。因みにニュージーランドでのフィッシングガイドというビジネスだがこれはこれでなかなか難しいらしく一年中出来ない点や、なによりお客が満足しなくてはならない。特に欧米人の要求はタフで釣れても型に満足しないとガイド料を払おうとしない者もいるらしい。自然相手の遊びなんだから条件が悪い時だってあるはず。私はそれはあんまりだなぁと思った。そんなんでガイドビジネスを始めても難しくて辞めてしまった仲間も多いと聞く。
ところでいたるところにトラウトが生息する河川が毛細血管のように流れているニュージーランドだが初めてこの国で釣りをするなら私は絶対にガイドを雇う事をお勧めする。まず、現地ローカルの情報は確かな事とニュージーランドの牧草地を流れる川の殆どは私有地で現地のコネがないと立ち入る事が出来ない。そのようなトラブルにならない為にも確実、安全に釣りをするのであればガイドを雇うのが常識となっている。




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海外遠征/オセアニア地区・ニュージーランド編7


今回、ヘリフイッシングをコーディネートしてくれたロトルア在住のプロガイド【デニス・ワード】。

ニュージーランド北島で夢の釣行を実現させたいなら是非彼を訪ねると良い。

Licenced Professional fishing guide
【Dennis Ward】
http://www.fishingtrout.co.nz/index.cfm




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海外遠征/オセアニア地区・ニュージーランド編6

ランチは驚いた事にどっかのスーパーで買ってきたのか握り寿司を持参して来た。日本人の私に気を使ってか?デニス自身も寿司が大好きと言う事らしいがこの真夏に生魚を使った寿司は怖いだろ??さらにチリソースで味付けをした骨付きラム、クラッカー、リンゴ、チョコレートバーなど色々。重たかっただろうに。ありがとうデニス。シダが生える木陰でおしゃべりしながらランチを取るのだが先ほどのブラウンが気になって仕方が無い。しばらく経って川を覗いて見た。するとまた同じ場所に奴は帰って来ていた!
よしっ! しかしデニスはまだ待てと言う。まだ早いと。緊張する私の気を紛らわせようと必死にデニスは釣り以外の会話をするがワナワナしているのはデニスも同じだった。『武者震い』 久しぶりに味わうこの感覚。再びポイント下流に滲みより震える手でキャスティング。しかし!フライは奴の前方約1mに落ち違うトラウトがバイトしてしまった!モンスターブラウンは再び深みに消え二度と出ては来なかった。午後は昨日とは違い一段と山岳渓流らしい渓相で高巻きも何度かしながらの遡行となった。水量も若干少ないが魚はいる。それにしても魚の量、大きさ共に驚かされる。昨晩泊まったHutにあるビジターブックの記録を見ると前回この川に入ったパーティーは約1ヶ月前。それだけ人が入っていないのだ。しかも100%リリース。餌は豊富。しかもここニュージーランドには危険動物となるクマやヘビなどが生息していない。釣り人にとっても楽園だ。16時納竿。これより谷を登りヘリが向かえに来る場所まで約3時間歩くという。ちょっとシンドイかなと思ったが約15分で到着。おいデニス、KIWIのジョーク面白くないぜ。




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翠渓会国際本部・大洋州圏支部サテライト海外遠征釣行

海外遠征/オセアニア地区・ニュージーランド編5


昨晩、Hutではデニスがステーキを焼いてくれてその後遅くまでウィスキーを飲みながら語り合った。ビジネスで何度か日本を訪れた事があるという彼は日本への関心も高く次回来るときは大好物のギョーザを作ってくれとせがまれた。朝方、獣のようなデニスのイビキで目覚める。後から聞いたのだが私のイビキも相当だったらしいが。。朝9時にHutを出発。今日は快晴でどこまでも高い青空が綺麗だ。午前中はミサイル体形のレインボーをHit!ジャンプを繰り返す元気の良さはワイルドトラウトならではの引き味だ。しかし午前はこの一匹に終わった。水温が低いのかなかなか魚が見えない。そろそろ昼休みに入る頃デニスが見つけた。とてつもなくでかい奴を!そいつは流れの肩で水面を流れる泡が消えかかる辺りで完全に捕食状態に入っていた。デニスが言うには10ポンド、いや、11ポンドはあるという。サイズにして80cmオーバーの巨大ブラウンがゆっくりと定位している。長年この河川に通い続ける彼もここでこんな大物は見たことが無いと言う。はたしてドライにくるかニンフにくるか?デニスにデジカメを渡し動画撮影を頼む。そして私は下流に立ちキャスティングの体制にはいる。しかし。。「Shit!」なんとそいつはこちらの気配を察したのか走り出してしまった。デニスがいうにはデジカメに太陽光が反射したのではという。いずれにせよチャンスを逃してしまった。しかしデニスは待てばまたあのブラウンは同じ場所に戻って来るかもしれないという。デニスの言う事を信じランチとする。



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海外遠征/オセアニア地区・ニュージーランド編3

目的地まではヘリで約30分。しかし歩いて行くともなれば3日は要するという。眼下には広大な原生林が広がりそこには蛇行するように川が流れている。まず、今夜泊まるHut(山小屋)に食料や寝袋などをデポし再びヘリで川を下る。入渓点で降りそこから先ほどデポしたHutまで釣り上がるという訳だ。さらに明日は夕方まで釣り上がり約束した場所にヘリが迎えに来るという。さぁ、始まった。太古から生き築く原生林がデニスと私2人を包み混む。私にとってフライフィッシングは未経験同然だ。管理釣り場でちょろっと練習した程度。当然キャスティングもめちゃくちゃだ。しかしデニスのやさしいスパルタ(?)でなんとなく飛ばせるようになってきた。川の状況は水量は少なく遡行は比較的に楽だ。水の透明度も高く捕食体制に入っているトラウトを見つけてのサイトフィッシングとなる。デニスの目は確かで確実に定位するトラウトを見つけ出す。さすが63歳(笑)。しかしキャスティングが難しい。場所を変えようとリーリングしたら何かが掛かった??なんと35センチほどのレインボーが掛かってしまった。偶然に釣れた最初の一匹。。しかしその後はなんとなく格好になって来たのか釣れる様になってきた。対象魚はレインボーとブラウン。型も40〜45cmと申し分ない大きさだ。今年のニュージーランドはセミが大発生の年でフライはセミの形をしたシケイダというドライフライがメインだ。さらにドライに喰いが悪い時はシケイダからティペットを足しニンフ(水中に沈むフライ)を付けるドロッパーシステムという仕掛けが常識となっている。昼前までに数匹のトラウトを釣り大満足だった。そしてとある渕にユラリと定位する大きな魚体が!完全に50オーバー。慎重に滲みよりキャスティング。しかしシケイダには反応しない。デニスにニンフを付けてもらい再びトライ。するとゆっくりとシケイダが沈んだ!そう、ニンフを喰ったのだ!すかさず合わせるとまったく動かない!しかし沈黙が終わったかと思うと暴走が始まった!あ〜〜!すんげー引きだ!!まったく寄ってこないので長期戦で相手が弱るのを待った。何度もラインを出されてはゆっくり巻き取るという繰り返しでようやく魚が寄ってきた。実は朝一にデニスは自分のランディングネットを失くしてしまいこれまでの取り込みは全て素手で行なってきた。しかし今回の魚はデカイ。デニスも緊張しているのが解る。まるで釣りキチ三平のカムチャッカでのサンペイと谷地坊主みたいな光景だった。デニスはむんずと尻尾の付け根を握り見事ランディングに成功!やった!!デニスと喜びの握手をがっちり交わし二人でワイワイ言いながら撮影タイム。美しい魚体に思わず息を飲んだ。



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翠渓会国際本部・大洋州圏支部サテライト海外遠征釣行

海外遠征/オセアニア地区・ニュージーランド編2

昨晩はデニスと奥さんのロビンに家庭料理をもてなされ遠慮なくビール、ワインを飲みまくり、ぐっすりと眠れた。ロッジに用意されていたパンに特産のマヌカハニーを塗りコーヒーを淹れる。外は小振りの雨だが大丈夫だろうか。 今日はデニスとヘリコプターで源流へ入り山小屋泊りの釣行となる。余談だがニュージーランド人をKIWI(キウイ)と呼ぶ愛称がある。KIWIはジョークを言うのが大好きで昨晩、出発は何時かと尋ねると3時amという。そっかぁ って感じだったが本当は9時で、釣りに行くには随分遅いと日本人的には感じるだろう。しかし3時というのは彼のジョークだったのだが真に受けた私にはまったく面白くなかったのだが。
ヘリポートがあるムルパラまで車で約一時間。途中、彼の知人宅により遊漁券を購入した。値段は日本に比べると安いが釣りに関してここニュージーランドでは色々な規則があり、とりわけ生態系の保護に関しては厳しく、餌釣りが禁止、外部から種子などを持ち込む可能性があるフェルトソールの禁止などがある。また遊漁券不携帯だと釣り道具や車までも没収されるという厳しい決まりがある。特にニュージーランドでは日本のように魚の放流はしていないがこの遊漁料は何に使われているのだろうか。
ヘリポートでは今日、デニスと私が乗る白いヘリが待機していた。ヘリに乗るのは初めてなのでとても楽しみだった。荷を乗せコクピット横に座る。さぁ出発だ!フワリと機体が浮上するとバリバリとエンジン音を響かせ山中を目指した。




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翠渓会国際本部・大洋州圏支部サテライト海外遠征釣行

海外遠征/オセアニア地区・ニュージーランド編1


南半球に位置するニージーランドは南島と北島という二つの島から成り立ち南極に近い南島の方が気温は低い。どちらの島もトラウトは釣れるが今回私は北島でも有名河川のランギタイギ川が近いロトルアにベースを構え、現地ローカルガイドを雇っての釣行となった。成田から直行便で約11時間。しかし今回利用した便は一度南島のクライストチャーチにて3時間ほど時間調整した後、北島のオークランドへ。そこからさらに国内線でロトルアへ1時間。長い空の旅だった。 ロトルア空港に降り立つと東南アジアのような湿気を帯びた空気に包まれる。季節は日本とは逆となり夏だ。そしてここロトルアは間欠泉でも有名でいたるところから蒸気が立ち込めまるで箱根の大涌谷のような硫黄臭がだだよう。 迎えにきた現地ガイドのデニスのランクルに乗り込み彼の所有するロッジ兼、自宅へ。まず彼の自宅に着いて驚いたのは美しいロトルア湖のレイクフロントの広大な敷地に大きな家、そして離れには今回私が利用するアングラーロッジが建つ。さらに敷地内には川幅7m程の川が湖に流れ込んでいてそこを覗き込むとでかいトラウトが泳いでいるではないか!なんという素晴らしい環境!釣り、ゴルフ、ハンティングなどが大好きな彼が手に入れた夢の家だ。「釣れるからやってごらん」彼はそう言うと夕食の買出しに出かけた。長距離の疲れもどこえやら、荷物をロッジに放り込みさっそく日本から持参したてんから竿を出した。逆さ毛鉤を結び群の先へ投げ込む。すると一匹のトラウトが反応し喰った!竿が弓なりにしなる!ものすごいもがき方で竿を持つ手も両手になってしまうほどだ。しかしそいつは対岸めがけ突っ走り竿が伸されて1号のハリスがプッチン!しばし唖然。大きさ的には35から40位だったか?

このように初日は野生の力と対等とは程遠い一方的なやり取りでニュージランドの洗礼を受ける。




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つり人3月号本日発売



2009年全国渓流解禁情報収録。他の雑誌と違い、4月号は前々月の25日発売の釣り人。気の早い釣り人には有り難い発売日。

CONTENTS

SPECIAL-1
ヤマメ・イワナに出逢う春
渓谷を歩く、渓谷を遊ぶ
 岐阜県/郡上八幡・吉田川、栗巣川のアマゴ釣り
  細山長司、始動。   撮影・津留崎健
 群馬県・栃木県/渡良瀬川の本流ヤマメ釣り
  2008シーズン尺上連発! 渡良瀬川、好調のロジック
 駐車場所、入川口、好ポイント……etcがひと目で分かる
  保存版! 千曲川ヤマメ&イワナ大明解MAP  解説・角田 智  イラスト・石井正弥
 川漁の歳時記 撮影・文 菅原光二
 2009年 渓流解禁情報 PART2
 伝統釣り具の魅力に浸る 郡上ビクの作り方  講師・細山長司
 長良川ものがたり 第四話 郡上伝統のアマゴ釣り  文・白滝治郎 画・北圃政司
 渓流巡礼記
  愛知県/豊川のサツキマス釣り ゼロ釣法 vs サクラマス!
  岩手県/北上川水系・胆沢川支流小出川のイワナ釣り クマも通う古道 旧仙北街道を辿って源流へ

  埼玉県/秩父郡小鹿野町・小森川のヤマメ釣り………黒沢絢也
  山梨県/大月市・葛野川のヤマメ釣り………吉野博幸
  山梨県/北杜市・須玉川のヤマメ釣り……市川 洋

表紙の言葉
「川に向かうのどかな道は心が弾む。映画[釣りキチ三平]より、三平役の須賀健太君とゆりっぺ役の土屋太凰ちゃんのツーショット」
(2009 「釣りキチ三平」製作委員会)


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